腸内フローラの 秘められた世界①

腸内フローラの秘められた世界①

夕焼け空に、赤トンボが群れ飛ぶ季節、皆様お元気にお過ごしでしょうか。今月は「腸内フローラ」について詳しく調べてみました。

腸の中には100兆個以上もの腸内細菌がいて、その腸内細菌の集まりのことを腸内フローラと呼びます。腸内にいろいろな菌が、群れになって住んでいる様子を、お花畑に例えて「腸内フローラ」と呼んでいます。人相・手相が違うように、腸内フローラも人それぞれです。腸内フローラのバランスが、病気や、肥満、性格の違い等、全身の健康に影響を与えていることが最近の研究で解ってきました。

例えばバクテロイデスという腸内細菌が短鎖脂肪酸を作ります。短鎖脂肪酸が脂肪細胞に働きかけ、脂肪の蓄積を減らし、消費を増やすという全身のエネルギーのコントロールを行い、肥満を防ぎます。また短鎖脂肪酸の量が減るとインスリンの分泌も減少することが分かりました。短鎖脂肪酸を増やすことによって、インスリンが出にくくなる病、  糖尿病の改善に期待ができます。

それ以外にも、腸内細菌が出す物質が数多く発見され、それらが様々な効果をもたらしていることが解りました。

エクオールという女性ホルモンに似た物質がコラーゲンを増やし、肌にハリをもたせたり、老化や骨密度の低下、更年期症状も改善することが解りました。逆に、がんを引き起こす腸内細菌アリアケ菌を、がん研究会有明病院が発見しました。アリアケ菌が出す物質DCA(デオキシコール酸)が、細胞老化を引き起こし、老化した細胞が、発がん物質をまき散らして、周囲にがんを作ることが解りました。さらに、肥満になるとアリアケ菌が大幅に増えることもわかり、それによって肥満とがんの因果関係が明確になりました。

このように腸内細菌は、全身の病気の予防に、力を発揮する可能性が大きいのです。短鎖脂肪酸やエクオール等の良い腸内細菌を増やすには、食物繊維やオリゴ糖を多く摂り入れることです。これらが少ないと、腸内細菌のパワーも減ってしまいます。玄米や小麦の全粒粉等の精製されていない穀類、芋類、豆類(納豆や大豆)、ゴボウ・玉葱・アスパラガス等の野菜に多く含まれます。しっかりと摂るよう心掛けたいですね。

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