腸内フローラの秘められた世界 ②

澄み渡る秋空に、月がきれいな今日この頃、皆様お元気にお過ごしでしょうか。

私は、腸内フローラと脳は、全然関係ないと思っていましたが、不安や恐怖、幸せや喜び等の脳で生まれる感情は、実は腸内細菌が操っている!という可能性が、マウスを使った研究によって明らかになったそうです。この研究で、性格やコミュニケーション能力の差も腸内フローラが関係していることが解りました。

私たちの脳は1000臆もの神経細胞が作るネットワークで出来ていて、電気信号でやり取りをしています。神経のネットワークは脳の外にもつながり、全身に広がっています。そのネットワークが集中する場所が、脳の他にもう一つあり、それが腸です。腸管神経系と呼ばれています。腸内細菌が作る物質の中には、神経細胞を刺激するものが数多くあることが解ってきました。その刺激が脳に伝わり、感情に影響を与えると考えられるそうです。

また、腸の壁を覆っている厚さ0.1㎜の粘液層は、普通は粘り気が強く細菌は入れないのですが「ⅠgA抗体」という、腸内細菌を助けるために働いている抗体が、私達に必要な菌だけを選んで、粘液層に入れるということが発見されました。地球上の菌は、大きく70グループ程に分類されるそうですが、人間の腸内にいられるのは、その中のたった4グループだけが許されているそうです。人間が、長い進化の中で、人間に最も必要であるという細菌だけを選んで、住み着かせてきたというのです。私達の祖先が細菌と共に生きる中で、徐々に決められ、長い時間をかけて作られた、巧妙な仕組みが私達の腸の中に秘められていたのです。

私達の日々の食事は、そのまま腸内細菌のエサになり、腸内細菌は人間の体を守るという、相互的な扶助関係にあるのです。腸内フローラは共存パートナーであり、私たちは腸内細菌と一緒になって初めて生命体なのです。

近年、薬の使用や食生活の変化によって、腸内フローラの奇跡のバランスが崩れかけているといわれています。私たちは、共に生きるという意味をよく考え、食事は好き嫌いではなく、腸内細菌(善玉菌)が好む、食物繊維やオリゴ糖等を多く含む食べ物を摂る努力をしていきたいですね。

秋前年

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